GIRLFRIEND NAGISAについて②
連日の猛暑で食欲もなくアイスばっかり食べて夏バテ気味の今日この頃。旬ネタ以外の記事をなかなか上げられていないのですが、応援ブログたるものそんなことじゃいけません。
と、いうわけで気合いを入れ直し、NAGISA編PART.2をやろうと思います。
今回は、PART.1で触れていなかったNAGISAのボーカルについて。
ガルフレのメンバーはリードボーカルのSAKIKA以外にも全員が歌います。ドラムのMIREIはほぼハモリに徹していますが、ベースのMINAとギターのNAGISAはそれぞれソロのボーカルパートを担当しています。
SAKIKAは倍音豊かな艶のある歌声、MINAはロック魂溢れる攻撃的な歌声で、種類は違えど基本的には二人ともカッコイイ系のボーカルなのに対して、NAGISAはピッチ高めのスウィートボイスで、どちらかといえば可愛らしい歌声です。彼女の甘い声はワンポイントで使えば飛び道具的なインパクトがあり、また、歌う部分や長さによっては、楽曲の印象を変えてしまうような影響力があります。
例えば、SAKIKAが作った「吠えろ」という曲は、歌い出しが、
人生七転び八起き 前だけを見て進んで行こう
周りの目なんか 気にしないで ほら
という歌詞で、NAGISAがソロで歌うパートです。路上ライブで、同じ部分をSAKIKAが歌っていたのですが、印象がまるで違うので驚きました。
NAGISAの甘い声だと楽天的な軽やかさがあって、目線が同じ仲間という感じなのですが、SAKIKAが歌うと、包容力のある歌声のせいか、仲間の背中を押すリーダー的な感じになります。
SAKIKAの歌声がリーダーシップを感じさせ、MINAの歌声は切迫感があるということは以前の記事でも述べました。この二人はいわばシリアスな歌声なので、曲によってはメッセージ性や緊迫感の圧が高くなりすぎてしまうことがあると思います。しかし、NAGISAの甘い声が加わることによってその圧が少し下がり、曲に余裕というか、ある種の幅を持たせることが可能になっているのではないかと思います。
つまりNAGISAは、ギタープレイと同様、歌声でも曲の調整役を担っている、というのが僕の感想です。
彼女の声が加わることにより、曲の方向性を定める際のオプションが豊かになり、ガルフレサウンドの振り幅が広がったといえるでしょう。
さて、余談ですが、NAGISAはかつて(ガルフレ加入前)「ザ・ラストヒロイン〜ワルキューレの審判〜」というオーデション番組に出演していました。その番組の中で音楽プロデューサーの玉井健二(JUJU、YUKIなどプロデュース)が、NAGISAの声を絶賛しています。
「声に品がある。素晴らしいと思う。声質としての素養がすごくいい」
有名音楽プロデューサーにここまで言われるボーカリストをサイドボーカルとして配置しているガルフレは、なんと贅沢かつ人材の揃ったバンドなのでしょう!
ちなみにこの番組は応募者15万人強から選ばれた20名のメンバーが毎回、ボーカル・ダンス・演技の課題に臨み、成績の悪い者は容赦無くクビになるサバイバルオーディションでした。約半年間に渡り放映され、NAGISAは即戦力の実力を持つ2期生として途中から参加。最後の1人にはなれませんでしたが、ファイナリストの6名の中に残りました。(ちなみに他のファイナリストは中山来未、吉原茉依香、沢尻あい、矢田玲華、現HKT48の豊永阿紀)
この時、NAGISAは同番組では最年少の13歳なのですが、前述の玉井プロデューサーに「13歳にして覚悟が決まっている」とまで言わしめています。
番組の中でNAGISAは、多数を占める20歳前後の出演者を向こうに、堂々たる歌声を披露しました。
当時の映像は現在でもYouTubeで視聴することができます。本名の笹井凪紗として出演しており、ダンス・演技においても抜群のパフォーマンスを見せてくれますので、興味のある方はぜひご覧になってください。
また、NAGISAは、最近、同じファイナリストだった矢田玲華と一緒に、YouTubeにカバー動画を上げたりしています。2人とも素晴らしい歌声を聴かせてくれます。こちらも要チェックです!