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GIRLFRIEND SAKIKA 名古屋サカスプ「仏前オアシス」に出演!(ガルフレ名古屋遠征②)

さて、名古屋編後編です。

まずは、RADホールで激熱パフォーマンスを繰り広げたGIRLFRIENDですが、SAKIKAには、この後もう一本ステージが控えていました。

それは、太子山楽運寺というお寺で開催されている「仏前オアシス」というイベントです。サカスプのサテライトステージとして、毎年開催されており、SAKIKAの出演は午後4時からでした。

僕はガルフレのライブでほとんど魂を持っていかれて抜け殻状態でしたが、なけなしの体力を振り絞ってフラフラと会場に向かいました。

楽運寺は結構遠くて、途中で水分を補給したり、道に迷ったりしながら、だらだらと歩いて会場に到着しました。

 

お寺で演ると知っていたものの、実際会場に着いてみると、普通にガチお寺でかなり奇妙な感じがします。

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当日の楽運寺

門から境内に入ると右手に物販があり、正面の本堂から音が聞こえます。僕は屋外でライブをやるものと勝手思い込んでいましたが、さにあらず。本堂がライブ会場のようです。

 

靴を脱いで本堂に上がると、ちょうどシンガーソングライター見田村千晴のライブ中でした。

僕は空いているところに腰を下ろすと、この異様なライブ空間を見渡しました。

何しろ本堂のど真ん中にマイクを設置し、ご本尊の正面で歌っているのです。BAND-MAIDのPV (Real Existence) じゃあるまいしマジすか、、という異空間感たっぷりです。下手でPA卓をガッツリ構えてるのもミスマッチ感すごくて、外国人観光客に受けそうだなーと思いました。

 

しばらく見田村千晴の歌唱を聴いていて気がつきましたが、お堂だけあって、なるほど声の響きがいいです。PAシステムを通してはいますが、ライブハウスとは違ってナチュラルな音という感じがします。このライブの考案者は「寺で演る」という見た目の奇をてらったのではなく、音響的効果を考えた上で企画したに違いありません。

 

見田村千晴は、さすがのベテラン振りで、クリアでピッチの安定した歌声を聴かせてくれました。彼女はこの日の20:30に、やはりサカスプのライブ会場TOYSのトリを飾る予定で、SAKIKAとは逆に、この仏前オアシスの方がメインアクトより前のステージとなっていました。

 

見田村千晴の演奏が終わると、入れ替わりにSAKIKAが登場。ギターとマイクをセッティングすると、軽くリハを行いました。リハ曲は「光」と「夢」。リハを終えると、にこやかな挨拶を残して、いったん控えに戻って行きました。

 

そして、定刻どおり、再びSAKIKAが現れ、彼女にとって本日2本目となるライブが開始されました。

セトリは次のとおり。

 

1 マーメイド

2 青い涙

3 Lemon

4 Life

5 走れ!!!!

6 一直線

 

1曲目はなんと、アコースティックライブ初披露となる「マーメイド」! この曲もSAKIKA作で、シュールさとローカルな雰囲気が同居する、夏を意識させる一曲です。

やはり、バンドバージョンと弾き語りでは曲に対する印象がかなり違います。バンドバージョンは少しサーフロックっぽい雰囲気のアレンジで、テンポがいいのですが、アコースティック版は少しテンポを落とし、SAKIKAの歌い方もしっとりとしています。

前者が夏の暑い日差しを感じるのに対して、後者は穏やかな夏の夕暮れという感じでしょうか。

 

2曲目、3曲目と、SAKIKAの弾き語りの定番が続き、4曲目は、これも路上ライブで何度か披露しているSAKIKA作の未発表曲。今までタイトルが分からなかったのですが、どうやら「Life(またはライフ)」という曲名のようです。この曲も、度々SAKIKAの歌で取り上げられる「人生の岐路に立った時の悩み」を歌っています。SAKIKAの年齢的にもリアルなパーソナルテーマなのでしょう。歌詞と歌唱が見事にマッチして味わい深い情感を醸し出していました。

 

続いて、やはり夏らしい「走れ!!!!」。

しかし、歌い出しでスピーカーから異音がしてギターの音が出なくなりました。SAKIKAはPAの指示に従って、シールドを挿し直してリスタート。

気がつくと、いつの間にか会場後方で、MIREI、MINA、NAGISAが手拍子をしています。

客席からも楽しげな手拍子が沸き起こり、SAKIKAは爽やかに歌い上げました。

 

そして、最後は「一直線」。

しかし、この曲でもワンコーラス終わった時に、再びギターの音が出なくなりました。けれど、今度はやり直しなし。SAKIKAは、「ギターがやばい」と言いながらも、演奏を止めませんでした。

このピンチに観客も手拍子で応援。ギターの音が小さい分を手拍子で埋め合わせました。そして、SAKIKAは途中でマイクでの歌唱を放棄。ギターの生音(エレアコなので、アンプを通さなくても、ある程度の音はする)とボーカルだけで観客を沸かせました。最後は恒例の「ウォッオー」をシンガロング。ピンチを逆手に取って客席を盛り上げた手腕はお見事の一語に尽きました。

 

SAKIKAのギターの調子は、大宮の路上ライブの時もちょっと変でした。今回、音が出なくなった時にアンプから聴こえた異音は、接触不良の時によく聞く音の様に思えましたので、シールドの断線か、プラグかジャックの接点に問題があるのではないかと思いました。

 

ライブ終了後は境内の物販になんと、ガルフレのメンバー4人全員が立ちました! そして、チケットとグッズを販売しましたが、なんとタオルが完売! これにはメンバーも大喜びしていました。

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なんと物販にはメンバー全員が!

こうしてガルフレの名古屋遠征は無事終了。次は6月23日、下北沢LIVEHOLICに出演です。

チケット絶賛発売中ですので、都合のつく方はぜひお越しいただき、生のガルフレの演奏をお楽しみください!

 

LIVEHOLIC 4th Anniversary series vol.15のチケット情報(東京都)|e+(イープラス)